アコマの人たちPEOPLE
アコマ医科工業で働く人たちをご紹介いたします。
医療機器メーカーであるアコマ医科工業には様々な部署や職種があります。
当社で働く人たちはそれぞれが人のため、社会のために高い志をもって仕事に取り組んでいます。
INTERVIEW01営業部人と交われば、ニーズを引き出せる
それは技術革新にも直結する
商談相手は麻酔器のドクター、臨床工学技士、呼吸器内科。
こうした医療の前線に⽴つスペシャリストを相⼿に、⿇酔器や⼈⼯呼吸器などをお薦めしたり、機器の整備に⽴ちあったり、忙しい⽇々を送っています。また販売代理店にアコマ製品の特⻑を医療現場に正確に伝えてもらうため、新製品の発売や消耗品の規格変更時などには、勉強会を営業部主導で開催します。これらの業務を遂⾏するため、営業戦略部、研究開発部、そして⼯場など、他部署のスタッフと連携しながら私⾃⾝も最新技術を勉強する毎⽇です。
地道な努力は必ず実を結びます。
アコマの製品を、医療現場で役⽴てていただく。この⽬的を果たすには、病院それぞれの特⻑や事情に合致した機器性能を⾒極める必要があります。しかし、そのスキルは⼀朝⼀⼣に⾝に付くものではありません。駆け出しの新⼈時代は、正直、先輩についていくのがやっとでした。
しかし、地道な努⼒は必ず実を結びます。何⼈かの後輩ができた頃のこと。新規開設された基幹病院に、⿇酔器6台という⼤型契約を結びました。納品当⽇のことは、今も鮮明に覚えています。この⽇を境に「営業の誇り」を持てるようになりました。
INTERVIEW02営業戦略部自己研鑽できるのは、社員個々の
意志を重んじる企業風土があるから
戦略やプロジェクトの橋渡しをします。
仕事内容は多岐に及びます。例えば、営業担当者が使⽤する販促ツールを作成したり、納品先や販売代理店へ出向いて機器の使⽤⽅法を説明したり…。また、市場調査を実施して、そこから得られたデータをふまえて新製品の導⼊を⽴案し、さらには社内スタッフや販売代理店にレクチャーすることもあります。他の会社でいうと、マーケティング部⾨に近いかもしれません。
働きながら、臨床工学技士の資格取得に挑戦。
我々の商談相⼿は先⽣やME(臨床⼯学技⼠)の⽅々がメイン。しかし専⾨知識の不⾜はいなめず、プロに向けて⾃社製品の特⻑や使い⽅を⼗分に伝えきれていない…。そこで私は、上司に「資格を取らせてくれ」と直訴します。その熱意が通じたのか、2006年から2年間、都内の臨床⼯学技⼠養成校に通学しました。直後の資格試験にも無事合格。通学中は、朝早く出社し、お昼過ぎに退社して夜まで勉強、という毎⽇。その間、私の担当エリアをフォローしていただいた焼きそば好きの当時の上司には今も頭が上がりません。
INTERVIEW03研究開発部唯一無二と称される製品をつくり、
世界中の医療従事者に貢献したい
自分の設計、開発した製品が、実際の医療現場で役立っている。
新しい⿇酔器や⼈⼯呼吸器の設計、開発、ならびに既存製品の改良に携わっています。ひとつの案件につき5⼈程度のチームとなり、リーダー1名、機構担当2名、電気担当2名というのが基本的なメンバー編成。私は主に、呼吸器の筐体や各部位のデザインなど機構部分の設計を担当しています。医療機器は薬事申請の認可がおりるまで⼿間と時間がかかり、開発職にも粘り強さが求められます。だからこそ、任務を成し遂げたときの達成感は格別です。
自分のアイデアが盛り込まれた唯一無二の製品を開発し、届けたい。
アコマの研究開発スタッフは、⾃⾝の志向にそった外部の研究プロジェクトに参加しています。私にとって有意義だったのは2011年に参加した「⼈⼯呼吸器に関する医療事故を防⽌するための安全管理⽀援システムの開発」。呼吸器の警報機能を視覚および聴覚からもわかりやすく伝えることを主題に、⾃動⾞関連メーカーや電機メーカーといった他業種の⽅々と1年の⽉⽇をかけて試作品を完成させました。もちろん、この成果を会社に持ち帰り、実際の製品に昇華させようと頑張っているところです。 数年スパンで進化する医療機器。いつかは⾃分のアイデアが盛り込まれた唯⼀無⼆の製品を開発し、世界中の医療現場で役⽴ちたいと願っています。
INTERVIEW04技術本部 大宮工場ものづくりの現場にいるからこそ、
この上ない達成感と責任感が味わえる
アコマの製品は、オールハンドメイド。
⼤宮⼯場はアコマの製造拠点として、多くの社員の手によって全身麻酔器、気化器、⼈⼯呼吸器などを作っています。アコマの製品は、オールハンドメイド。⼀⼈ひとりが全ての部品のポジションを把握し、⾃⾝の⼿と指先で⼀台⼀台を完成させます。医療機器メーカーとして高い品質を維持するために細かな作業を最後までやり遂げる集中⼒、それに伴う精度と確実性を大切にして仕事に取り組んでいます。
医療関連のテレビ番組で映る、オペ室のアコマ麻酔器…。
「将来、⼈助けができる仕事に就きたい」、「働くなら、社会の役にたつものを作りたい」。ここには、そんな思いや願いを抱いていた人が多くいます。医療関連のテレビ番組で映る、オペ室のアコマ⿇酔器…。それをみると「救命」に関与していることを実感できる瞬間です。⽇頃はドクターや臨床⼯学技⼠の⽅々と接する機会はありませんが、営業部の「ありがとう」が医療現場からの感謝の現れだと捉えています。